70年デビューのキューバのベテラン女性歌手ベアトリス・マルケスの75年作と思われるアルバム。彼女は先日放映されたNHK-BSのアメージング・ボイスでも大フューチャーされてました。ボサ・タッチの””EN EL CAMINO QUE NOS QUEDA"という良曲が含まれていて、ブリサ・ブラジレイラにも掲載され、中古LP市場で人気のアルバムです。オマーラ・ポルトゥオンドのような名歌手の系譜に入る正統派、この時期は若々しい透明感のある声質とラテン的なセンティメントとテクニックが上手いぐあいに共存した時期かと思います。プロデュースは名作曲家ビエンテ・ロハスでレンベル・エグエスやJPトレスもアレンジに加わってます。当時の正統ラテン・ポップやボッサ、洒落たキューバン・ファンキー・ナンバーまで良い感じですよ、一部のDJに密かに支持されている理由が分かります。 オマーラが好きなオールド・キューバン・ファン、アイデー・ミラネスが好きな新しい世代のファン、どちらにとっても新鮮な心地よさを与えるアルバムだと思います。 なおこの盤はCDRで原盤に起因するノイズが若干ありますので、予めご了承ください。
曲目表:
1. COMO CADA MANANA 2. MIL PRIMAVERAS 3. AL VERTE A TI 4. EN EL CAMINO QUE NOS QUEDA 5. EXPLICAME POR QUE 6. SOLO NOS TENEMOS A NOSOTROS MISMOS 7. PREFIERO SER ALGUN RECUERDO 8. SIEMPRE ESTOY PENSANDO EN TU AMOR 9. YA NO ESPERO MAS 10. DENTRO DE MI CORAZON 11. NO DESESPERES 12. PERDONAME ESTE ADIOS