セルジュ・ゲンスブールの最高傑作として名高い“Histoire De Melody”（邦題メロディ・ネルソンの物語）の共同作曲者／アレンジャーを務めたことで知られるジャン＝クロード・ヴァニエの最新作。ブリジット・フォンテーヌ、ジェーン・バーキン、フランス・ギャルといった個性的な女性歌手の作品にもアレンジャーとして参加している御大ジャン＝クロード・ヴァニエが本作で抜擢したのは、娘のアリス・ヴァニエ、娘の友人リラ・ブロンシュタイン。そしてフランスのファンク・バンドUrban Groove Unitのボーカル、レティシア・ンジャイエという３人の女性達。狙いかどうかは定かではありませんが、アマチュア２人のピュアな面と危うさが表裏一体になったボーカルと、アヴァンギャルドなアレンジのなかにキャッチーなメロディーが顔を出すあたりは流石といったところでしょうか。70歳を超えてこんな尖ったアルバムを発表するとは恐れ入ります。 アヴァンギャルドで、なおかつポップな音楽を探している人。パスカル・コムラードのファンであればど真ん中、近年アヴァン・ポップ作品の中でも一押し！
曲目表：
1. Le café de la discorde par Alice 2. La vie en light par Ilya, Alice et Laetitia 3. Heureusement qu’on était jolies*** par Laetitia, Ilya, Alice 4. Laisse passer les babouins par Laetitia 5. Ma petite philosophie par Ilya 6. Insolubles par Laetitia 7. Ballade C33* par Ilya 8. Même pas mal par Alice 9. Opus 2 par Laetitia 10. School girl’s day par Ilya 11. On est reparties par Ilya, Alice et Laetitia
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