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桃山 晴衣 桃山 晴衣

婉という女 婉という女


レーベル: META COMPANY(立光学舎)
カテゴリ:日本/その他の日本 ジャンル:浄瑠璃
国:JAPAN 録音・発売年:1986 メディア:CD

価格:2750円 オーダーナンバー:RG-13

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人は何を信じて生きるのか・・?
政治に翻弄され、40年間の幽閉生活で孤絶の果てに追いやられた土佐藩士の娘、<婉>の生涯を描いた大原富枝の不朽の名作『婉という女』を、桃山晴衣が現代語浄瑠璃で語り唄った画期的ライブ録音!

■桃山晴衣の現代浄瑠璃『婉という女』土取利行
『婉という女』は1965年2月の「群像」に発表され、毎日出版文化賞、野間文芸賞を受賞した大原富枝、不朽の名作である。江戸時代中期の土佐藩で、政治的に失脚した野中兼山一族と共に四才の娘、婉も山中に幽因され、父、兄弟、姉が次々と死んでゆくのを目の当たりにしながら、人として、女として生きてゆくことを奪い取られたまま、四十年間外出を禁じられ、世間から閉ざされてしまう。そして幽因中、唯一書面での話が許され、恋心を感じていた男と、赦免を受けて世に出た後に出会うも、彼もまた父と同じ「政治を通してしか愛せない」男であった。政治に翻弄され、何もかも失い孤絶の果てに追いやられた一人の女にとって、この閉ざされた社会の中で生きていくというのはどういうことだったのか。大原富枝はこの婉の生き様を歴史資料と照らし合わせながら、女のいのちの奥深さをあぶりだし、描いた。  桃山はこの重厚な現代文学を於晴会の仲間であった水沢周から「語り物」にするよう勧められ、それにあたって、当時NHKのテレビドラマのプロデューサーをしていた遠藤利男が脚本を担当し、聞き手にストレートにことばが伝わるような現代語でのテキスト作りにとりかかった。遠藤は桃山のこれまでにない世界が立ち現れるのを期待しつつ、「私は詞章を書きながら、そのままで「オペラ」「ミュージカル」にでもできることも狙っていた」らしく、自分の頭のどこかで、「ベルクやクルト・ワイルやバーンスタインの音が響いていた」という。しかし桃山は遠藤氏のこの狙いを完全にキックアウトし、彼方に追いやってしまった。こうして彼女は詞章に節回しをほとんどつけない素語りの部分と、十三曲からなる唄の組み合わせで構成した一時間十五分におよぶ作品をジャンジャンでの「古典と継承」の会で処女作として発表したのである。なお、この録音は初めてこの作品を発表してから10年近くを経た1986年の再演であるが、なおも気魄に満ちた桃山晴衣の語り世界の瑞々しさを伝えてやまない。(CD桃山晴衣『婉という女』解説書より)
(メーカーインフォより)

メンバー:
桃山晴衣:作曲・語り・唄・三味線
作本:遠藤利男
原作:大原富枝
ライブ主催:金沢、茶房犀せい(村井幸子)
録音:石川県立能楽堂 1986年4月23日
CD企画プロデュース:土取利行(立光学舎)
ミックスダウン:須藤力(モルグ社)
ジャケットデザイン:小倉佐知子(工作舎)
制作スタッフ:井上博斗


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