●U.S.A.との国交回復を機に、一気に注目を集めるカリブの島国キューバ。その島は、音楽大国として古くから現在まで、世界中から注目を集め続けています。 ●多様な音楽ジャンルを持つそんなキューバ音楽の中でも、アフロ色が強く、ソンやキューバン・サルサに大きな影響を与えたと言われるのが、ルンバです。パーカッション・アンサンブルとリード・ヴォーカルとコーラスのコール・アンド・リスポンス(コロ・カンタ)による編成で演奏される、もともとは、アフロ系住人の娯楽のために始まった音楽です。 ●20世紀半ば頃には、ルンバを専門に演奏するプロのグループが作られるようになり、キューバ・ポピュラー音楽の重要なジャンルの1つになっていきました。その後もたくさんのルンバ・グループが結成され、名門と言われるグループも出現します。そんなグループのメンバーの中から、ソン系音楽やキューバン・サルサ系のグループでも活躍するミュージシャンが多く現れ、それらの音楽にアフロ色をより加味する役割を果たしました。 ●そして、ここ最近、名門ルンバ・グループの存在を脅かすような、新しいグループが多く表れ、キューバは、ルンバ・ブームの様相を呈しています。そんな中、若者を中心に一番人気なのが、このアドニス & オサイン・デル・モンテです。 ●このグループをまとめるリーダー、アドニス・パンテール・カルデロンは、名門ルンバ・グループ “ヨルバ・アンダーボ” の音楽ディレクターを2004年から2011年まで務めています。この時期、ヨルバ・アンダーボは、パーカッション・アンサンブルやショーの構成などを見直し、多くの若者のファンを掴んでいます。そして同時期に、ヨルバ・アンダーボの設立者の一人で、ルンバの重鎮中の重鎮ルイス・チャコン・アスピリーナ(Luis Chacón Aspirina)らと『La Rumba no va a Morir』や『The Black Roots of Salsa-The Emancipation of Cuban Rumba』というドキュメンタリー・フィルムに出演。 ●2012年に、満を持して自身のプロジェクト “アドニス・イ・オサイン・デル・モンテ” を始動しました。すぐに国内外で大きな話題を呼び、若者を中心に一番人気のグループとなりました。アドニス・パンテール以下、メンバーは全て若く、そのサウンドも若さ溢れるものです。ライヴでは、最初から最後までものすごいスピード感で突っ走るのが彼らのスタイルで、このアルバムでもその片鱗を聞くとこが出来ます。明らかに、これまでのルンバ・バンドとは違う肌触りを持ち、録音の音処理なども含め、ナイジェリアのヨルバ・パーカション音楽フジなどと通じるものがあります。まさに、キューバの最新型ルンバの最先端グループです。 ●なお、本アルバムのメディアは、キューバの国営レーベル、エグレムが正式に製作したCD-Rとなります。
曲目表:
1. Pa'l Monte パル・モンテ 2. Popurrí ポプリ 3. Francisca フランシスカ 4. Eran Tres エラン・トレス 5. La Negra ラ・ネグラ 6. El Negocio エル・ネゴシオ 7. Cachita カチータ 8. Ven a Mi Rumba ベン・ア・ミ・ルンバ 9. Columbia コルンビア 10. Ya Sé, Ya Me Enteré ジャ・セ、ジャ・メ・エンテレ 11. La Guaracha ラ・グアラーチャ 12. Solo Final ソロ・フィナル
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