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AZIZA BRAHIM アシサ・ブライム

SAHARI サハリ


レーベル: ライス
カテゴリ:西アフリカ ジャンル:声楽/ELECTORONICA
国:WESTERN SAHARA 録音・発売年:2019 メディア:CD

価格:3080円 オーダーナンバー:INR-8041

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望郷の歌を新旧入り交じったアレンジと柔らかな歌声で聴かせる西サハラの女性歌手!

21世紀以降、世界に向けて広く発信されるようになったジャンルのひとつが、アフリカ・サハラ砂漠周辺のポピュラー・ミュージックです。そのキッカケとなったのは、“砂漠のブルースの雄”ティナリウェンだったことは間違いありませんが、一方でそんな砂漠のブルースとは異なる系譜で語るべき音楽も次々と紹介されてきました。その中でも特に注目を集めてきたのが、モロッコ、アルジェリア、モーリタニアに接している国“西サハラ”出身の女性歌手、アシサ・ブライムです。
1976年に西サハラの難民キャンプで生まれたアシサは、父を戦争で亡くし、自身も様々なキャンプ地を渡り歩き苦労を重ねました。後に奨学金を得てキューバへと留学した彼女でしたが、音楽家を目指すため学校を辞めて帰国。フェスティヴァルで活躍して1998年にはコンピレーション盤に録音を吹き込み、その名が知られるようになりました。その後2000年にスペインへと渡り、バルセローナを拠点に音楽家として活動するようになりました。そんな彼女はこれまでに数枚のアルバムをリリース。前々作『あなたの声』(オルターポップ)は彼女の出自であるサハラウィ(西サハラの人々)の伝統音楽をベースに同時代性を加味したサウンドで、幅広いファン層から支持を受けました。さらに弊社ライス・レコードから2016年に発売した『ハマダを越えて』(INR-8019)では汎西アフリカ音楽を思わせるグローバルなサウンド作りが大きな特徴でした。
 そして本作は2012年作の“Mabruk”以来となるセルフ・プロデュースとなった作品で、サハラウィの伝統的なパーカッションであるタバル・ドラムとエレクトロニックなパーカッションとの融合を目指し、さらには過去と現在、アフリカとヨーロッパといった相反する要素を内包させた試みを行っています。そんな作品作りに手を添えてくれたのが、アシサ自身「常に賞賛してきたアーティスト」として慕うスペインの女性SSWであるアンパーロ・サンチェスで、本作ではキーボードやサックスの録音に貢献しています。そしてアシサが常々提唱してきた“西サハラ政府への批判”というプロテストな姿勢はこれまで通り貫かれており、彼女独特の柔らかな歌声で望郷の歌をジックリと聴かせてくれます。
 サハラ砂漠の音楽ならではの乾いたテイストにテクノロジーを隠し味的に加えたアシサの新しい音楽。歌心のあるアフリカ音楽のファンの方に超お勧めです。
※なお、弊社ではこれまでAziza Brahimのカナ表記を“アジザ・ブラヒム”としてきましたが、より正確な発音に近い“アシサ・ブライム”に変更しました。
 
●日本語解説/帯付き

曲目表:
1. Cuatro Proverbios
2. Sahari
3. Hada Jil
4. Lmanfa
5. Mujayam
6. Leil
7. Masaa Tufulati
8. Ard El Hub
9. Las Huellas
10. Ahlami


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