アルセニオ・ロドリーゲスがU.S.A.に移住したのに伴って、そのバンドを引き継いだキューバのトランペット奏者フェリクス・チャポティンが1979年代後半にエグレム・レーベルに残した一連の名作アルバムの中の一枚(オリジナルNo.PDR-082)の復刻CD-Rです。やはりアルセニオ時代からの朋友ミゲリート・クニが全面的にヴァーカルを取り、ピアニストは、名手で音楽的主柱リリ・マルティーネス。50代のキューバ音楽ファンは、このあたりのアルバムから、ソンにのめり込んだ方も多い(そういう私もその口です)と思います。キューバのトランペット・スタイルの基礎を築いたと言われるチャポティーン、そして張りのある声と独特の哀愁で、ソンの最高の歌い手といわれるミゲリート・クニが、作り出すサウンドは、コンフント・マッチョと呼ばれた男らしいサボールむんむんの音で溢れ、強烈なソンのビートでグイグイ聴く者の腰を揺さぶります。「YO SI COMO CANDELA」「YO SOY TIBURON」など名演を収録。 キューバのソン系音楽を聞くからには避けて通れないチャポティンです! CD-Rです。