アラブ
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PERSIENNES D’IRAN イランのペルシェンヌ
レーベル:
ライス
カテゴリ:イラン−ペルシャ ジャンル:声楽/器楽演奏
国:IRAN 録音・発売年:2020 メディア:CD
価格:2970円 オーダーナンバー:HMR-7201
ご注文確定後、2〜3日で入荷予定です。 ◆セール対象外◆ポイント5倍 日本語解説付き
伝統音楽のスペシャリストたちが大集結!ペルシャ古典音楽を現代に再現する女性グループのデビュー作!
ペルシャ古典音楽を現代に再現する女性5人組アクースティック・グループ〈アティネ〉。数あるペルシャの伝統楽器の中でも最重要とみなされているネックの長いリュート属撥弦楽器タールや台形型のボディに多数の弦を張り巡らせたアラブの撥弦楽器カーヌーン、アジアで使用されている伝統的な打楽器(西アジアの大型の枠太鼓ダフ、中央アジアの中型フレーム・ドラム:ダーイラ、イランのゴブレット形太鼓:トンバクやイランのチャリス・ドラム)、古典的な歌唱方法に則った豊かで奥行きのあるヴォーカル、そして16世紀から18世紀にヨーロッパで用いられた擦弦楽器ヴィオラ・ダ・ガンバを加えたユニークな編成で、神秘的なメロディと叙情的な詩から成るペルシャ古典音楽の美しい世界観を再提示してくれています。 彼女たちが初めて公の場にその姿を現したのは2019年。モロッコで開催されたマワジン・フェスティヴァルでのことでした。ペルシャ古典舞踊のステージに相応しい音楽をつけられるアーティストを探し求めていたイランの現代舞踏家/俳優/ディレクター:シャールフ・モシュキン・ガーラムの声掛けによって集まったメンバーは当初4人。彼が最初に白羽の矢を立てたのはテヘラン出身の女性ヴォーカリスト:アイダ・ノスラットでした。美しいコブシ回しとヴィブラートを交えた伝統的なヴォーカル・スタイルを持つ彼女は、ペルシャ音楽をベースにフラメンコ/ジプシー音楽/ジャズなどの要素を織り交ぜたペルシャン・ミクスチャー・ミュージック・デュオ・グループ〈AIDA & BABAK〉のヴォーカリスト/ヴァイオリニストとしてもお馴染みの人物。そんな彼女の人脈から更に選び出されたメンバーは、タール/セタールの名手であり、ソルボンヌ大学で民族音楽も研究していたソゴル・ミルザエイ、そして現代アラブ音楽シーンの新星として注目を集めているパレスチナ出身のカーヌーン奏者クリスティーン・ザイード、そして高度な技巧を誇るパーカッショニストのサガル・ハデムと、どの人物を見てもアカデミックな知識と豊かな演奏経験が揃い踏みした超実力派女性アーティストばかりでした。フェスティヴァルの舞台のために即席的に組まれた特別チームではありましたが、意気投合した彼女たちは舞台終了後もグループとして音楽活動を継続。最終的にはバロックや伝統的なクルド音楽にも精通したヴィオラ・ダ・ガンバ奏者マリー・スザンヌが加わり、ペルシャ音楽グループ〈アティネ〉としての活動が本格化します。 彼女たちのデビュー・アルバムとなった本作では、13世紀イランの詩人:サアディーのガザル(抒情詩)やシェイク・バハイの詩など、ペルシャ語に基づいた古典ペルシャ音楽を演奏。タールとカーヌーンによる神秘的かつ雅やかなハーモニー、テクニカルなトンバク、そしてペルシャ音楽の伝統美を継承した詩情豊かな節回しのヴォーカルがいにしえのペルシャ世界を鮮やかに再現させていますが、そこへチェロのような響きを湛えたヴィオラ・ダ・ガンバの淀みなく流れるような音色が加わることにより、ペルシャ古典音楽でありながらも単なる伝統の模倣やイミテーションではない、彼女たちの独自の現代性や洗練性が生み出されています。伝統的なペルシャ音楽に対する学術的なアプローチ、そして伝統に対する極端な破壊や刷新/西洋化を避けつつも、随所にフレッシュなアイディアを組み込んだ音作りが魅力的な彼女たち。まずはこのデビュー作でその実力のほどをお確かめください!
●日本語解説/帯付き
(メーカーインフォより)
曲目表:
1. Ey Tir 2. Atashé Eshgh 3. Yâri 4. Last Sunset 5. Sâghi 6. Interlude târ 7. Dél 8. Retours 9. Interlude viole de gambe 10. Hamé Omr (Ouverture) 11. Hamé Omr
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