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VARIOUS ARTISTS V.A.
Caribbean Revels - Haitian Rara/Dominican Gaga カリビアン・レベルズ ~ ハイチのララ&ドミニカのガガ
レーベル:
ライス(Smithsonian Folkways)
カテゴリ:
カリブ
ジャンル:RARA/GAGA/トラッド
国:HAITI / DOMINICA 録音・発売年:1970年代後半 メディア:CD
価格:2750円 オーダーナンバー:FLR-5587
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日本語解説付き
カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島の西側ハイチと東側ドミニカに息づくカーニヴァル音楽!
豊富なアーカイヴを誇る米国のレーベル“スミソニアン・フォークウェイズ”のカタログから、カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島に息づくお祝い音楽の魅力をまとめた名作を、この度ライス・レコードとして紹介することにしました。
カリブ海にある大アンティル諸島に属するイスパニョーラ島は、現在西側3分の1をハイチ、東側3分の2をドミニカ共和国がそれぞれ統治しています。面積はキューバ島に次いで2番目に広い76,480km²で、そのキューバやジャマイカ、プエルトリコ、バハマ諸島などに囲まれています。かつてはアラワク系の先住民タイノ人が暮らしていましたが、15世紀終わりにコロンブスがこの地を「発見」したことから、スペイン植民地の居住地区ラ・イサベラが建設され西洋人の支配が始まります。先住民タイノ人は絶滅に向かう一方でアフリカからは奴隷が送り込まれた同島ですが、さらに警備が手薄だった西側からフランスの海賊らが侵入するようになったことをキッカケに、フランスは島の西側の領有を主張して入植地を築き、1697年のライスワイク条約で正式に島の西側3分の1がフランス領に。その後ハイチ革命やドミニカ独立戦争などを経て、現在の形となりました。
そんな両国が位置するイスパニョーラ島では、イースターのある週に音楽を伴った賑やかな行進が行われます。それをハイチ側ではララ、ドミニカ側ではガガと呼ばれていて、それらはかつて奴隷として同島に連れてこられた黒人たちの故郷アフリカで生まれた土着宗教ヴードゥー(ヴォドゥン)に由来していると言われています。ララは神々を喜ばすために音楽とダンスによる儀礼を日常的に行い、憑依を通じて神々からのメッセージを聞くというのが、その基本スタイル。ただ現在ではズークやレゲエといったカリブの大衆音楽とも交わって、儀式音楽からカーニヴァル音楽としての性格を強めるようになってゆきました。
本作では、スミソニアン・フォークウェイズの前身フォークウェイズ・レコード時代の1970年代後半にフィールド録音した音源を使用。前半がララ、後半がガガという構成で編集されております。また本作には詳細な英文ライナーノーツが用意されていますが、今回はさらに日本語による解説で分かり易くそれぞれの音楽をご紹介。もちろん聴き所はそれらの音楽の根底に横たわるディープなアフリカン・ルーツ・サウンドが垣間見られる点で、まさにカリブ音楽に潜む“アフリカの魂”を強く感じ取ることができます。
マラヴォワやジョセフ・スペンスなど、カリブ周辺のアーティストの作品がいま話題となっているだけに、是非この機会にそのルーツを本作で探ってみてください。
●日本語解説/帯付き
(メーカーインフォより)
曲目表:
1. Notre Dame de 7 Doleurs
2. Vapeur
3. Carrefour de Fort
4. Cemetary at Bizoton
5. Tallon
6. Notre Dame de 7 Doleurs
7. Tallon
8. Main Street of Haina
9. Lechuga
10. Andres Boca Chica
11. Elias Pina
12. Haina
13. Haina
14. Andres Boca Chica
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