アラブ
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The Very Best Of Fairuz
レーベル:
VOIX DE l'ORIENT
カテゴリ:中東 ジャンル:アラブ・ポップ/ORIENTAL
国:LEBANON 録音・発売年:1987 メディア:CD
価格:2409円 オーダーナンバー:VDLCD-501
アラブ世界を代表するレバノンの歌姫、ファイルーズによる、1987年にリリースされたベリー・ベスト盤。数千のレパートリーを持つといわれる彼女の膨大な歌の数々の中から、ファイルーズファンなら押さえておきたい曲ばかりが一枚に集まりました。第一曲目「Habbeytak Bessayf」に始まって、ほぼラフバニブラザーズによる曲だが、二曲目に息子ズィアドの作品、またラフバニ兄弟の末っ子エリアス(後に作曲・音楽で大成するが、この時期はまだ偉大な兄弟達の陰にその頭角は隠されていた)のナンバー「Kan Azzaman」なども収録されており、80年にさしかかってアシィ・ラフバニと離婚すると同時に、ゴールデンタッグを解消したファイルーズの過渡期と時代の流れがここに見て取れます。9曲目はモーツァルトの交響曲40番をモティーフにアラビア語の歌詞が付けられた作品。モーツァルトは中東の音楽にインスピレーションを受けた側面が見て取れるが、この曲を聴くとまるでアラビア語で歌うために、あるいはファイルーズのために作曲された曲かと思うほどで、ふつうのカバー曲に感じられるような違和感が驚くほど見あたらずファイルーズの雰囲気にぴったりと添っています。続く10曲目はやはり有名曲「Aatani Nay」(私に笛を下さい)。やはりレバノンで生まれたキリスト教徒で、アメリカで活躍した詩人「ハリール(英語読みだとカリール)・ジブラン」(詩画集「預言者」が日本でも出てます)の詩に歌をつけたもの。形あるものに宿る形のない命とその光と陰を、笛とそこから紡ぎ出される歌に似せて読んだ詩そのままの美しい音色をファイルーズが切々と歌う作品。最後はレバノンのダブケをメドレーにして、ラフバニブラザーズがアレンジした一曲。ファイルーズの歌い回しが一気に土臭く力強さを帯びます。ファイルーズの最初の一枚として、是非手にとって下さい。
曲目表:
1. Habbeytak Bessayf 2. Addeysh Kan Fi Nass 3. La Fleur Des Cities 4. Ya Moukhtar El Makhatir 5. Shady 6. Ka'An Azzaman 7. El Kods Alatika 8. Shayef El Bahr Shou Kbir 9. Ya Ana, Ya Ana 10. Aatini Nay 11. Sanarjaou Yaoumann 12. Al Bint El Chalabiya 13. Ya Tayr 14. Dabket Loubnan
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