マリアナ・バラフ(シンガー・ソングライター、パーカッショニスト)
アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。
父はジャズからロックまでこなす著名サックス・プレイヤーのベルナルド・バラフ、弟は人気ドラマーのマルセロ・バラフという音楽一家に育ち、1990年代にパーカッショニストとしてキャリアをスタートしました。
2014年までに5枚のアルバムをリリースし、『DESLUMBRE』は、2005年にブエノスアイレスの有力紙「クラリン」のディスク大賞のフォルクローレ部門を受賞。伝統的なフォルクローレを通過したプリミティヴなパーカッションと、前衛ジャズが融合した不思議なサウンドに可憐さと土臭さが共存した歌声が絶妙で、発表と同時に大絶賛されました。
2011年にはアルバム『チュリータ』でアルゼンチンのグラミー賞であるガルデル賞の「最優秀女性フォルクローレ・アーティスト賞」を受賞しました。その頃から拠点を首都ブエノスアイレスから自然とフォルクローレの伝統が豊かな土地、北部のサルタに移しました。その地でマリアナは、フォルクローレを見つめ直し自身の作品にも反映していきます。フォルクローレの深遠さ力強さをストレートに出しながら、その中に女性ならではの優しさを感じさせるカラフルでとびきりポップなフォルクローレを聞かせてくれるようになりました。最新作『バジスタ〜谷に住む女』では、さらに都会的とも言えるクールな感性も忍ばせ、マリアナ・バラフ独自のフォルクローレをさらに探求しています。さらに、近年では世界的に有名なチャランゴ奏者のハイメ・トーレスとの共演が話題を呼んでいます。
また、2005年からアルゼンチンの著名なファッション・デザイナーであるマルティン・チュルバ氏のブランド「Tramando」の広告塔としても活動し、ショーでの演奏等も手がけています。
来日公演は2010年と2013年の2回、20年以上続く富山県南砺市の音楽フェスティバル「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」に出演し、富山と東京で公演し、その才能溢れる唯一無二の音楽性と暖かい人柄で絶賛されました。2013年の公演では、南砺市の地元のスティールドラムバンドが彼女の曲を演奏しました。
2015年5月、6月の4回目となる来日公演を控えて、新作『バジスタ〜谷に住む女』を世界に先駆けて日本で発売します。『バジスタ〜谷に住む女』全曲の作詞作曲演奏歌をひとりで手がけた会心作です。2013年の「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」で披露された少女合唱団のために作られた“Cuando cantes a tu tierra - あなたの大地に歌うときは”も収録。さらにただひとりのゲスト・シンガーは、「ブロークバック・マウンテン」と「バベル」で二度のアカデミー作曲賞を受賞したアルゼンチンが誇るアーティスト、グスターボ・サンタオラヤです。
マリアナ・バラフは、アルゼンチンで今後の音楽界を牽引する女性アーティストのひとりとして期待されていることが納得できます!
2015年 5月17日発売
マリアナ・バラフ 『バジスタ〜谷に住む女』(歌詞対訳&マリアナのコメント訳)
BEANS RECORDS BNSCD-7722 2,700円(税込)
3回の来日を果たし、2010年、13年のスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドで素晴らしいパフォーマンスを
見せてくれたマリアナ・バラフ。最新作が世界に先駆けて発売!
前作『サングレ・ブエナ』では、ラテンアメリカに生まれたことを誇りに、アルゼンチンを中心にペルーやボリビアの様々なリズムを活かしたカラフルな作品を作り上げていました。そして、まさに作りたてのほやほやである本作のタイトルは『Vallista』直訳すれば「谷の女」という意味です。数年前から生まれ育ったアルゼンチンの首都ブエノスアイレスから、フォルクローレが古くから盛んな、北西部、アンデス山脈を臨むサルタに拠点を移し、より深く自らのルーツに迫る音楽を追究しているマリアナですが、今回のテーマはサルタの渓谷地域に暮らす女性達。サルタ州は豊かな自然と過ごしやすい高原の気候で観光地としても人気があります。
「谷に住む女達は寡黙で働き者、そして戦う。私の中ではそれは私の祖母のイメージ。アルゼンチンの内陸に生まれ、海を見ることなく亡くなった祖母」と語るマリアナ。「私の音楽を通して、私は彼女達のイメージを肌で感じる。暴力や罵りにじっと耐える姿が目に浮かぶ」「でも、その静寂を破って声をあげてほしい」と、都市部よりもマチスモ(男性優位主義)の思想が色濃い地方の女性達に歌いかけます。
本作はすべてがマリアナ・バラフの自作曲であり、演奏もすべて彼女一人で成し遂げました。チャランゴ、クアトロ・ベネソラーノ(以上南米特有のギター系弦楽器)から、各種パーカッション、メロディカ、口琴などを多重録音で重ね、その上に彼女のトレードマークであるヴォイス・パフォーマンスや優しさ溢れる歌が重ねられていきます。『サングレ・ブエナ』と前々作の『チュリータ』で見せた、この手法による音楽的な柔らかさ、暖かさは残しつつ、初期の作品に通じるソリッドでややもすると前衛的な彼女の側面も垣間見られる作品に仕上がっています。特別なゲストとして、『ブロークバック・マウンテン』と『バベル』で二度のアカデミー作曲賞を受賞し、チェ・ゲバラの自伝の映画化『モーターサイクル・ダイアリーズ』の音楽なども担当したグスターボ・サンタオラヤが1曲だけヴォーカルで参加しています。日本でも映画音楽の方では著名なサンタオラヤですが、ここでは一人の歌手として粘りのある素晴らしい歌声を披露しています(もともとは、アルゼンチン・ロックの先駆者の1人)。
母国アルゼンチンの音楽シーンでは「未来を担うアーティストのひとり」として高く評価されているマリアナ・バラフ、またまたの会心作です。
*弊社ウェブショップ《エル・アルージョ》ほか、全国のCD店、ウェブショップでお求めいただけます。
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1. | ![]() |
A FLOR DE PIEL 心深くに | |
2. | ![]() |
AGUACERO con Gustavo Santaolalla 土砂降り | |
3. | ![]() |
ME DESVELAS メ・デスベラス | |
4. | ![]() |
META CHISME 噂をふれまわる | |
5. | ![]() |
MUJER VALLISTA 谷に住む女 | |
6. | ![]() |
ALLIN AQLLAY BUENA COSECHA 豊作 | |
7. | ![]() |
LA IRREGULAR いつもと違う | |
8. | ![]() |
CUANDO CANTES A TU TIERRA あなたの大地に歌うときは | |
9. | ![]() |
LLAVALO LLEVALO 持って行って |
終了しました。ご来場頂き有り難うございました。
2010年、2013年と「SUKIYAKI MEETS THE WORLD」に出演し、富山と東京で素晴らしい歌と演奏を披露してくれたマリアナ・バラフの再来日決定
東京公演
出演:マリアナ・バラフ(Vo. Perc, Charango)
ゲスト:里アンナ(Vo. 三線、琴)
日時:2015年 6月3日(水)
開場:19:00 開演 20:00
料金:前売り 5,000円(別途ドリンク代) 当日 5,500円(別途ドリンク代)
会場:南青山MANDALA
〒107-0062 東京都港区南青山3-2-2 MRビル
TEL:03-5474-0411
最寄り駅は、地下鉄銀座線「外苑前」から5分。
出口(1A)より、ベルコモンズのある、青山3丁目交差点を左折。
ゆるやかな坂道の途中、右側です。
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『バジスタ〜谷に住む女』 2015年作 |
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『サングレ・ブエナ』 2013年作 |
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『チュリータ』 2010年作 |
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『雛菊と白百合』 2007年作 |
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『Deslumbre』 2005年作 |
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Yo Soy como el tigre viejo
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