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SILVIA PEREZ CRUZ & RAUL FERNANDEZ MIRO　シルビア・ペレス・クルース＆ラウル・フェルナンデス・ミロ

Granada　グラナダ

レーベル： UNIVERSAL
カテゴリ：スペイン　ジャンル：シンガー・ソングライター/FEMALE VOCAL
国：SPAIN　録音・発売年：2014　メディア：CD

価格：2800円　オーダーナンバー：0602537822270

在庫わずか

ミュージック・マガジン『ベスト・アルバム 2014』渡辺亨氏選出
スペインでヒットした2012年の前作『11・デ・ノベンブレ』が、日本でも耳の肥えたリスナーの間で話題となり、また日本ではハビエル・コリーナ・トリオと共にキューバ音楽を演じたアルバム『エン・ラ・イマヒナシオーン』も弊社ビーンズ・レコードから紹介させていただいているスペイン・カタルーニャ出身の要注目女性シンガー、シルビア・ペレス・クルース。その最新作は、ラウル・フェルナンデス・ミロとのデュオとなりました。
レフリー名義でソロ作のリリースもあるラウル・フェルナンデス・ミロは、先の『11・デ・ノベンブレ』やシルビアが在籍していた女性だけのフラメンコ系ユニット、ラス・ミガスのデビュー作でプロデュースを務めてきました。ライヴでの顔合わせも通じ、シルビアとは気心の通じ合う間柄ではありますが、それだけに、おざなりな共演作ではなく、録音のやり直しも含め妥協せずに取り組んだとのこと。それだけに、エモーショナルな歌唱も披露するシルビアの歌声と、ノイジーな音響も取り入れたラウルのギターは、歌と伴奏の主従ある関係生を超え、お互いの個性をぶつけ合いながら調和を見いだす、共同名義に相応しい仕上がりです。
タイトル『グラナダ』は、歌とギターとのあり方で啓示を開かれたというフラメンコ歌手エンリケ・モレンテと、ギタリストのペペ・アビチュエラの出身地などにちなんだもの。レパートリーは、そのモレンテのナンバーをはじめ、チリのビオレータ・パラやアルゼンチンのフィト・パエス、エディット・ピアフの『愛の讃歌』、カザルスのチェロ演奏で知られるようになったカタルーニャ民謡「鳥の歌」、マリア・デル・マール・ボネットやリュイス・リャックといったカタルーニャ語SSWの大物たち、シューマンの歌曲など既存曲ですが、この2人ならではのユニークな解釈が施されています。
シルビアがよく聴くと公言していたカエターノ・ヴェローゾの影響を思わせるところなどもあり、ブラジル、アルゼンチン～ウルグアイのSSWやロック等がお好きな方などにもお薦め。『エン・ラ・イマヒナシオーン』などとはまた違った、シルビアの歌声を味わっていただける逸品です。