◆セール対象外◆ 大統領暗殺や地震災害で社会的混乱の続くハイチ。その豊かな音楽的伝統に分け入った、1990年代後半のフィールド録音集です。仏BUDAの定評あるシリーズ、MUSIQUE DU MONDEにラインナップされた1枚となります。ハイチ革命の際にフランスと闘ったポーランド兵の末裔が住むコミュニティがあるというFOND-DES-BLANCSとその近隣でハイチの作家マリー・ヴュー=ショーヴェのタイトルを飾り、その作品などを通じヴードゥーと関連づけられ、本作4&5曲目に登場するアコーディオン奏者の暮らすFOND-DES-NEGRES、つまり“白”と“黒”を象徴した副題的にジャケットにも掲げられていますが、首都ポルトープランスを含むハイチ各地での録音。ピーサント・ミュージック(農民音楽)と銘打たれていますが、メラング、ヴードゥ、コントルダンス、竹製の単音トランペット、バクシーンが活躍するカーニヴァル音楽のララなど、ポピュラー化されたメラングややコンパ、ミジック・ラシーン、ヌーヴェル・シャンソン・クレオールといったハイチ音楽のルーツがここにあります。仏語/英語による36ページ・ブックレット付。