ワールド・ミュージック〜民俗音楽に定評のあるフランス/Buda社が制作した膨大な数の編集盤の中で、弊社オフィス・サンビーニャが帯・解説を付けた輸入盤として10数年前にリリースした中から、いまでも根強い人気を持つタイトルをライス・レコードのタイトルとして格上げして、ワールド・ミュージックの定盤としてカタログ化するシリーズ。今回は、様々なアフリカ映画のサウンドトラックを紹介する2006年制作の編集盤をご紹介します。 ここ日本ではほとんど公開されることのないアフリカ映画の中から、1975年から2005年までに上映された作品のサウンドトラックを厳選した作品『アフリカヴィジョン1〜アフリカ映画サウンドトラック・アンソロジー 1975-2005』(ライス BDR-6072)を先にリリースしましたが、本作はその第2弾として制作されたものです。第1弾と同様、ヨーロッパ最大の映画大国であるフランスの旧植民地の作品が多くを占めていますが、その音楽はいわゆる“アフリカ音楽”に留まらないヴァラエティ豊かなものになっているのが大きな特徴となっています。 本作の目玉となるトラックは、最初のアフリカ映画と言われている『アフリック・シュール・セーヌ(セーヌ川のアフリカ)』(仏=セネガル)のサウンドトラック。その内容はセネガルの伝統音楽に映画の語りがそのまま乗っているものですが、そのちょっとくぐもった音像からは、まるで既視感のあるヴィンテージ映像を思い出させるかのような感覚を味わうことができます。そのほかにもお馴染み“エチオピーク・シリーズ”からムラトゥ・アスタトゥケによるエキゾティックなエチオ・ジャズや、マルチニーク生まれの音楽家アンリ・ゲドンによるビッグ・バンド・ジャズの演奏、現在のギネアを代表するラッパー Bill de Sam のユニークなトラック、フランス・ファンク連盟(FFF)の副創始者ニコラ・バビによる浮遊感のあるサウンドトラック然とした楽曲など、本作でも貴重なものを集めています。 なお今回もオールカラーの映画/音楽の両方の解説のついたライナーノーツの和訳をつけて出荷いたします。未知の文化に触れるきっかけとして、是非本作をお勧めいたします。
●日本語解説/帯付き
(以上、メーカー・インフォ)
曲目表:
1. Afrique Sur Seine 2. Massa Thiono 3. Tezeta 4. Ni Wurondi 5. Assiko Land 6. Toubab Bi 7. Cantate Nubienne 8. Douga 9. Muna Tete 10. Yaaba 11. DJisalbero 12. Na O Tse'tsa 13. La Dispute 14. Wele 15. Perfect Monster 16. Coubésiban 17. Jom 18. Ma Dulcinée 19. Binon
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