●アンリ・サルヴァドール(1917〜2008)は、フランスで最初にロックンロールを演った人でもあり、アントニオ・カルロス・ジョビンにも影響を与えたともいわれ、またジャンゴ・ラインハルト、ボリス・ヴィアン、ミシェル・ルグランらとも活動をした大御所です。 ●本作は、フランスのジャズに焦点を当てたラジオ番組『Jazzons un peu(さあ、ジャズを少し)』の為に行われた1958年録音で、アンリ・サルヴァドール生誕100周年を迎える本年(2017年)に初ディスク化されたものです。 ●作家ボリス・ヴィアンらとの共作オリジナルの他、カウント・ベイシーの「リル・ダーリン」「アフター・サパー」の録音に即興的に歌を重ねたものや、ガーシュウィン作の「エンブレイサブル・ユー」をまったく新しい詩で歌ったトラックなども収録。ピアノのアート・シモンズ、ギターのジミー・ガーリーといった米国ジャズ・ミュージシャンとの録音もあります。 ●シャンソニエ〜ジャズ・シンガーとして、フランスの国民的歌手であるアンリ・サルヴァドールですが、南米北部のフランス領ギアナ産まれで、両親はカリブ海のグアドループ出身というだけあって、彼の音楽にはカリブ文化圏のクレオール文化(混血文化)の影響がいつも見え隠れしています。彼の魅力的なまろやかな歌声や音楽性は、そんな出自が成せる技なのでしょう。 ●ジャズからシャンソン、ボサノバ、カリブ音楽を縦断したアンリの歌声は、シャンソンやジャズ・ファンはもちろん、フィーリンやコンテンポラリー・フォルクローレのお好きな方にもお薦めします。
曲目表:
1. Count Basie (原曲:Little Darling) 2. J'Suis Un Feignant (原曲:After Supper) 3. Improvisation Sur Une Contravention (原曲:Embraceable You) 4. C'est-y qu't'es, c'est-y qu't'es pas (原曲:Is You or is You Ain't) 5. La Panade 6. Jazzons un peu : Introduction Blues de la Pausa 7. Le Blues De La Pausa 8. Jazzons un peu : Introduction Un poéme 9. Un poéme 10. Jazzon un peu : Introduction Compagnons Des Mauvais Jours 11. Compagnons Des Mauvais Jours 12. Jazzons un peu : Dialogue Fin Daniel Filipacchi/Henri Salvador 13. Musicorama 2 Janvier 1958 : Introduction Le gosse 14. Le gosse (Jazz Trio Version) 15. Musicorama 2 Janvier 1958 : Introduction Tu ne risques rien 16. Tu ne risques rien
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