レーベル:
TING BANG カテゴリ:カリブ ジャンル:CREOLE JAZZ 国:MARTINIQUE 録音・発売年:2018 メディア:CD
価格:2444円 オーダーナンバー:AD-5046C
1975年マルチニーク出身の俊英ピアニスト、エルヴェ・セルカルの2018年のセカンド作。マルチニークの太鼓歌ベレに捧げられた13年の前作『Bel Air For Piano』に続き、カリブの風を帆に受けたクレオール・ジャズを展開しています。 ショパンの「マズルカ」に着想を得たり、ニューオーリンズのセカンド・ラインを取り入れたナンバー、ベレとプエルトリコのリズム、ボンバをミックスした“スパイシー”なタイトル曲、インドや中国といったアジアからの移民労働者を念頭に置いた曲など、コンテンポラリーな装いの中に、カリブ世界の拡がりを意識した音楽成分がサウンドを活性化しています。レパートリーはいずれも自身によるオリジナル。ベース、ドラムスとのピアノ・トリオを基本に、曲によりパーカッションや管楽器陣をフィーチャーしています。 近年、フランチ・カリブのジャズ系ピアニストは注目され多くが活躍していますが、このエルヴェ・セルカルは、ルーツ・ミュージックとの絶妙な距離感で、独自の世界を切り拓いているのではないでしょうか。これ見よがしなルーツの取り入れではなく、何気なく自然に、しかし深く取り入れています。 こちらの人気サイトで取り上げられています。
曲目表:
1. An ti Chopin 2. Arawaks 3. Caresse antillaise 4. Cacao 5. Creole 6. Colombo 7. Coolitude 8. Joug pou nonm 9. FM 10. Kouté pou tann 11. Madras 12. La caravelle 13. K'drill n°2