南仏オクシタン=ブラジル北東部のノルデスチ・コネクション!今オクシタン音楽を現代に蘇らそうと新たな試みをするオクシタンのアーティストらの間でさかんに叫ばれているのが、ノルデスチ音楽のルーツはオクシタンの吟遊詩人、トロバドールの音楽。これまでにもマルセイユのマッシリア・サウンド・システムのムッスーT ET JOVENSやポリフォニー・ユニット、LO COR DE PLANA、トゥールーズのデュオ、FABLOUS TROBADORに男女ポリフォニーのLA TALVERAらがリードし、新たなムーヴメントを生み出しています。本作がサードとなるデュ・バルタスは、このムーヴメントの中心人物ローラン・キャヴァリエが率いるグループ。オクシタンの吟遊詩人らが残した詩を、ザブンバやアコーディオン、パンデイロなどノルデスチの伝統楽器にブラスなどを用いて演奏する斬新なスタイル。オクシタンのポリフォニーにフォッホーのリズムがほどよくブレンドされたサウンドはお祭り気分溢れる楽しいものですが、中世と新世界の関係を想像させてくれる叙情性もたっぷり詰め込まれているのが、また魅力でもあります。LA MAL COIFFEEがコーラスで参加。ポリフォニーものに興味ある方も、フォホー好きにもおすすめ。